(仮訳)シバフタケの分子同定 – ITS-rDNAのデータに基づくパキスタン産の食用きのこの報告
Razaq, A., Ilyas, S. & Khalid, A., 2013. Molecular identification of Marasmius oreades – an edible mushroom from Pakistan based on ITS-rDNA data. Pak. J. Agri. Sci. Available at: http://pakjas.com.pk/papers/2172.pdf [Accessed January 22, 2014].
【R3-00301】2014/01/22投稿

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3行まとめ

パキスタン・ヒマラヤから初めてシバフタケを報告した。
従来の研究では僅かな形態形質しか記録されていなかったが、本論文ではより詳細な形態観察と、ITS領域に基づく分子系統解析を行った。
ITS領域の塩基配列をBLASTで相同性検索したところ、他国から報告された塩基配列との類似度が99%であった。

(パキスタン・ヒマラヤ新産種)

Marasmius oreades (Bolton) Fr.
シバフタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Marasmius maximus(オオホウライタケ)
担子胞子のサイズが類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり縁シスチジアを持つ(ただし、観察しづらい場合もある)
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(塩基配列の類似度90%)
Marasmius nivicola(ユキホウライタケ)
ITS領域の塩基配列が明瞭に異なる(類似度89%)
Marasmius wynneae
ITS領域の塩基配列が明瞭に異なる(類似度88%)
Marasmius graminum
ITS領域の塩基配列が明瞭に異なる(類似度87%)